【退職代行を利用するのは甘えだ!卑怯だ!ありえない!】そんな考えは恥ずかしい件

退職代行 仕事・働き方

数年前から話題となっている『退職代行サービス』

退職代行とは、なんらかの理由で自ら会社に退職を申し出ることが出来ないため、本人に代わって退職の意思を伝える、というサービスです。

この退職代行というビジネスは賛否両論で、

「退職の意思を人任せにするなんてありえない!」
「言いづらいからって、そんなサービスを頼るのは恥ずかしくないの?」
「退職代行? 甘えすぎ! これだからゆとりは・・・」

という批判も多いです。

しかし個人的には、全然アリだと思っています。

人にはそれぞれ色々なタイプがいるし、置かれている環境も様々。
自分の価値観のみで安易に「それはありえない」と断じてしまうのはどうでしょうか?

退職代行を利用する人は甘えているのか?

そもそも、何を持って『甘え』とするのか。
この定義も曖昧です。

例えば、専業主婦が出産後に家事が大変なので、一時的に家政婦を雇うことは『甘え』でしょうか?

確かに、出産後でも主婦一人で頑張って切り盛りしているパターンも多々あります。

しかしそれには、かなりの時間と労力と精神的負担が必要。
夫の協力の有無、子供の性質、親に手伝ってもらえるか等々の要素によって、事情はだいぶ変わってきます。

ならば、お金を払ってその期間の苦労を軽減するサービスを利用することに、何の違和感があるのでしょうか?

「いや、子供を産んだ専業主婦はみんな頑張ってるんだから、家政婦なんて頼まないで頑張りなよ!」

などという意見が的外れであることは、ほとんどの人が感じるはず。

人それぞれ状況が違うわけで、「出産直後の育児を一人で頑張れない主婦はアウト」などという勝手な基準を設けるのは明らかにおかしいです。

こういう状況で頑張れる人もいれば、諸々の事情から頑張ることが困難な人もいるのですから。

 

出産後に家政婦を雇う事と、退職代行サービスを利用して会社を辞めることは違う!という意見もあるかもしれません。

でも僕は、本質的には同じだと思っています。

 

人は、「自分に出来ることは他人も出来る」と思いがち。

しかし、これは大きな間違い。
個人個人に出来ることは、驚くほど千差万別なのです。

当たり前のように満員電車で通勤している人は、誰しもそれができると思っているかもしれないですが、パニック障害持ちの僕にはそれができません。

飛行機に乗ることもできません。

今でも、美容院や個室での会合などの逃げられない場所に行く前には、抗不安薬(精神安定剤)を飲んでから行きます。

こんな性質ゆえ、生きていく上で正直いろいろと不便・・・

でも僕は、難しいとされている『サイト』・『ブログ』だけで独立して食っていく、ということを28歳の頃から実践しています。

35歳頃には、運営サイトの一つを月間約3,500万PVというところまで育てました。

この数字がどれだけとんでもないか、webに少しでも明るい人なら分かっていただけるでしょう。

自慢したいわけではなく、「欠点だけの人間などいない」ということを強調したくて書いたことなので、何卒ご容赦ください。。。

当たり前のことができない分、当たり前じゃないことができる可能性は大いにある。
だからこそ、当たり前なことが出来ない人を否定するのは違う、ということを是非わかっていただきたいです。

 

このように、「退職を自分で申し出る」という一見出来て当たり前に思えることでも、状況によってどうしてもやりづらいということもあると思います。

 

空気を読み過ぎるために、なかなか退職を切り出せない人。

経営者がヤクザのような人で、退職を申し出るのが困難な人。

精神的に追い込まれていて、自分で何か行動を起こすのが厳しい状況の人。

 

いろいろな場合があるのですから。

そういった状況に追い込まれているのに、ただただ我慢して今の職場で働く。
この行動の方が、僕からしたらありえない行動です。

どうしても自分で言えないのならば、退職代行サービスを利用して少しでも早く次のステップへ進む方が遥かに生産的で建設的です。

そもそも「お金を払って要望を実現」は社会の基本

先ほどの主婦の例の通り、そもそも「お金を払って自分が望んでいることを実現してもらう」というのはサービスの基本です。

そこに甘えもへったくれもありません。
世の中は、そうして回っているのですから。

商品やサービスの購入を『甘え』と言い出したら、人は皆自給自足で生きていくしかなくなります。

トマト一つ買うのにも、「農家の方の努力に甘えることで可能となっている」ということになってしまうのですから。

なので、モラルに反したりする商品・サービスでなければ、必要ならば遠慮せず購入すべきなのです。

 

ここで問題となるのが、「退職代行サービスはモラル的にどうか?」という部分。

「退職くらい自分で言え!」

そういう主張をする人は多いです。
しかし、果てしてそうなのでしょうか?

 

まず、芸能人で退職代行を否定するような発言をする方がいますが、それについては真に受ける必要はないと思っています。

誤解を恐れずに言うのならば、芸能人というのは自己主張の強い人間の集まり。

自分の意見をはっきりと言えるような自己主張の強さと、自己顕示欲の強さがあるからこそ成り立つ職業。

しかし、退職代行を考える人はそんな性質の人たちと真逆にいる存在です。

なので、耳を貸す必要はありません。
繰り返し書いているように、人それぞれ得意なこともあれば不得意なこともあるのですから。

 

一般の方からも批判はあるようですが、それらはすべて前述したように、

「自分が出来るから、他人も出来る」

という思い込みから来ている思想。
そんな自分勝手な思想に付き合う必要はありません。

 

このように、モラル的にも全く問題がないわけです。

 

■自分の将来より会社のことを優先してしまい、人生において大きなダメージを受ける

■退職を告げられずにバックれる

■うつ病になるまで我慢してしまう

 

こうなってしまうリスクに比べれば、退職代行を利用して正式に辞めるというメリットは計り知れないでしょう。

退職代行サービスを使うメリット

最近では、「親が子供の退職を伝えに来る」なんていう例もあるようですね。

でも、これはさすがに厳しいでしょう。
親が出てくると感情論になってしまいがちなので、会社側としてもやりづらいはず。

しかし退職代行サービスならば、『会社側』も『代行側』もお互いドライに対応できます。

代行側はお金をもらってビジネスとして対応しているし、会社側もビジネスとして対応している代行業者に感情的になっても仕方がありません。

必然的に、お互い冷静に話し合いをせざるを得なくなるパターンが多いです。

会社に対して直では主張しづらい事も、退職代行サービスを通してならば伝えやすいですよね。

 

こういったことも踏まえ、「会社を辞めたいが自分では言い出せない」と思っている人が退職代行サービスを利用するメリットをまとめると、以下のようになります。

【退職代行サービスを使うメリット】

■精神的負担から解放される

■会社と冷静に話し合える

■自分では主張しづらいことをしっかり伝えてもらえる(有休や退職金など)

■高確率できちんと退職できる

 

退職代行にかかる料金は大体3~5万円と決して安くない費用ですが、自分で言いだしにくい人にとっては、これだけのメリットを受けられるのであればコスパ的に悪くないのではないかと感じます。

退職を代行してもらうなど、人生でそう何度もあることではないでしょうし。

「退職代行サービスって怪しい・・・」「詐欺なんじゃ?」

【退職を代行するサービス・・・? 怪しい・・・ 詐欺的なものなんじゃ・・・】

一部には、このような考えを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、それは大いなる誤解。

退職代行サービスはもはや普通に運用されており、サービス自体に怪しさや詐欺性はないです。

退職の意思を会社に伝えることについても、「退職は本人から伝えなければいけない」などという法律は無いのですから。

 

ただし、悪質な業者というのは存在します。

これは退職代行に限らず、どんな業界でも存在しますが・・・
特に、新しい業界には詐欺が付き物です。

ゆえに、こういったサービスを利用する場合は、どこに依頼するかというのも大事。

安心できるところと言えば、退職代行業界の先駆者にして最大手『EXIT』や、弁護士が監修している『退職代行Jobs』、あとは法律事務所自体が退職代行を行なう『汐留パートナーズ』などならば全く問題ないでしょう。

よくわからない、始めたばかりの小規模な退職代行サービスは、とりあえず避けた方がいいかもしれません。

[関連リンク]■ 【即日退職を実現する方法】どうしても今すぐ会社を辞めたい… | 本来は難しい「即日での退職」を可能にするには?

最後に

人にはそれぞれ個性があります。

図々しい人もいれば繊細な人もいるし、頑固な人もいれば柔軟な人もいる。

それらはすべて個性であり、優劣があるわけではありません。

なので、「どうしても上司に退職を言い出せない」という人も、決して甘えているわけではないし、恥ずかしい事でもありません。

「自分が辞めると言えば迷惑がかかるかも」という思いやりだったり、必要以上に空気を読んだりできる人だからこそ、自ら退職を切り出すことに躊躇してしまう人も多いのですから。

しかし、そんな『人の良さ』を搾取して退職させないような会社に、人生を奪われる必要ありません。

自分で『退職代行のサービスが必要だ』と感じたら、是非とも検討すべきでしょう。

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