二度目の蜂刺されは危険?アシナガバチに刺されたことがあるので病院に行ってみたら・・・

体・健康

とにかくが怖くて仕方がないんです。
近くに蜂がいることに気づいたら、「あひゃん」みたいなオネェ顔負けな悲鳴を上げてしまうほどに蜂が怖いのです。
レッキとした「蜂恐怖症」です。

僕が駄目なのは、特にスズメバチとアシナガバチ。
ともにスズメバチ科の蜂。

きっかけは、子供の時に一度アシナガバチに刺されたことがあるから。

そこまではまだ良かったのですが、大人になってからちょいちょい耳にする、

「同じ種類の蜂に2回刺されるとアナフィラキシーショックにより死ぬかもしれない」

という話。

これを知ってからは、アシナガバチが恐ろしくて仕方がなくなりました。
スズメバチに関しては、刺されたことはないけれど、アシナガバチの上位版というだけで充分怖いわけで・・・

時期が時期ならば、そのへんを当たり前のようにブンブン飛んでいるような昆虫が、生死を分けるような存在と化していると考えるとたまったものではないです。
こういう心配性が、パニック障害を呼び込んでいる一因なのかも・・・

 

ということで今回は、蜂恐怖症になるまでの経緯と、蜂が怖すぎるゆえに病院に駆け込んでみた結果どうなったかなどについて書いていきたいと思います。

少年時代に、刺されるべくして蜂に刺される

幼稚園~小学校低学年くらいの僕は、

「スカートめくり」
「カマキリの卵を孵して自分の部屋へ全部放つ」
「すぐ裸になる」
「すぐ親から離れて迷子になる」

などなど、実に多趣味な少年でした。

・・・せめて趣味だったことにしておいてください。。。
じゃないと、我ながら救いがない。。。

ちなみに、カマキリの卵を部屋で孵した時は、血のつながりを疑うほど母親から引っ叩かれました。

まあ、当然の流れですね。
母親の怒りは実にごもっとも。

100匹以上の小さいカマキリが部屋中を占拠しているシチュエーションは、虫嫌いの母親にとって「嫌がらせの向こう側」といった感じだったのでしょう。。。

そんな多趣味(?)な僕に、さらに一つの趣味が小学校2年生くらいの時に追加されました。
それが「蜂の巣壊し」です。

その頃、近所の人たちが「最近あちらこちらに蜂の巣ができるようになって困っている」と言っているのをよく耳にしていました。

それならば自分が退治してやろうと、虫取り網一つ持って縦横無尽に駆け回る僕。
特にアシナガバチの巣が多く、かなりの数を駆除したことを覚えています。
誰にも頼まれていないのに。

 

が、運命の時は訪れました。

 

ある日、いつもように無邪気に蜂の巣を壊していると、不意に一匹のアシナガバチが僕のところへブーーンっと素早く近づいてきました。
そして、そのまま首筋をブスリと刺していきました。
めちゃくちゃ痛かった・・・

あの日の激痛、あの日の恐怖は、今でも鮮明に覚えています。

こうして僕は、刺されるべくして蜂に刺されたのでした。

「蜂に刺されたことがある人は病院へ」というメディアによる啓蒙

よく言われている、「同じ種類の蜂に二度刺されるとヤバい」という説。
まあ、説ではなく一応危険はあるのですが。

蜂に一度刺されると抗体ができ、二度目に刺された時にはその抗体が過剰反応してアナフィラキシーショックを起こし、死に至る可能性がある。
それは知っていましたが、とはいえ病院に行くほどではないだろうと思っていました。

しかし定期的に、蜂が活発な時期になると、各ワイドショーで「蜂に刺されたことがある人は病院へ検査・治療に行くべき」といった特集が組まれたり、そういった記事がネット上に氾濫していたりして、段々と不安になってきてしまったのです。

今にして思えばそんなに真に受けることはなかったのですが・・・心配性の僕は、しっかり真に受けてしまいました。
「またまた大げさな・・・」と心のどこかでわかりつつも、持ち前の心配性はなかなか止められないものです。。。

ということで2012年頃(34歳頃)、病院へ行ってみることにしました。

病院へ行った結果

かなり大きめの総合病院へ行き、まずは受付のお姉さんに「昔、蜂に刺されたことがありまして、検査や治療を受けたいのですが」と告げます。

すると受付のお姉さん、お手本のような「キョトーン」。
珍種にでも出会ったかのような感じでした。

説明するのも恥ずかしかったが、ここまで来て引くわけにはいかないので、

「いや、8歳くらいの時にアシナガバチに刺されたんですけど、一度ハチに刺された人は抗体検査をやった方がいいということを聞きまして・・・」

とあたふたしながら答える僕。

すると、先ほどの倍以上の勢いで「キョトーン」とする受付のお姉さん。
うん、そりゃそうだ。
この記事を書いている2019年現在の今は、お姉さんの反応がごく自然なものだというのがよくわかります。
今の僕が受付にいたら、同じ反応になるでしょう。

とはいえ、一応患者としてきている以上ちゃんと対応しないといけない。
お姉さんは、どこかへ内線で連絡を取って何やら話していました。

 

そして、そこから結構待たされました。
待たされている間、受付のお姉さんからは「済みません、前例がなくて・・・」と申し訳なさそうに謝られたりもしました。

前例ないのか・・・
こんな大きな総合病院で・・・

 

しばらく待たされた末、とりあえず内科に通された僕。

蜂に刺された場合は皮膚科に通されるのがオーソドックスなパターンだと思われますが、「抗体検査がうんちゃら」みたいなことになると内科担当になるのかもしれません。

内科医とご対面

そして、いざ内科医とご対面。

「今日はどうしました?」のお決まりの質問から始まり、過去にアシナガバチに刺されたので抗体検査をしてほしい、ということをそのまま伝えると・・・

「あ、はぁ・・・ なるほど・・・ 8歳の時にアシナガバチに・・・ それでわざわざ抗体検査を・・・ なるほど・・・」

と、受付のお姉さんとほぼ同じ表情をしながら、非常に戸惑った反応を頂戴しました。
やはり、蜂の抗体検査を受けに来るというのはそんなに一般的ではないのだとここでようやく確信しました。
スズメバチならまだしも、アシナガバチに、かつ、刺されたのが何十年も前となると特に・・・

 

しかしここまで来た以上、のこのこ帰るのも悔しいので、なんとか抗体検査を受けられないかと食い下がる僕。

医者は、薬を出したり検査をしたりすればするほど儲かるのだから、よもや断られることはないと思っていました。

しかし・・・

「山林など、蜂と遭遇することが多い仕事をされている方ですか?」

こう聞かれました。
なので僕は、正直にこう答えました。

「いえ、ほぼほぼ自宅にこもってパソコンで作業している自営業です。」

すると、露骨に「参ったなぁ」的な表情を浮かべる医者。
どうやら、やんわりとお断りされている模様。
なぜだ・・・?

この時はわかりませんでしたが、受付のお姉さんの「前例がない」のセリフと併せて考えると、抗体検査の用意がなかったのかもしれないと後日思ったりもしました。
もしくは、本当に良い医者で、無駄に薬を出したり検査をしたりはしないというポリシーを持っていたのかもしれませんね。

なんにせよ、明らかに医者が困っていたので、「わかりました、では、とりあえず今日はやめときます」と伝えて帰ることに。

結果をまとめると、

【過去にアシナガバチに刺されたことがあったので、病院へ抗体検査を受けに行ったが、医者からは遠回しに「必要ないと思うけどなぁ」という雰囲気が出ていたので何もせずに帰ってきた】

という形で落ち着きました。

実際のところどうなのか?

「テレビ」や「ネット上のサイト・ブログ」は、抗体検査を受けた方がいいと煽っています。

しかし実際に病院に行くと、「別に必要ないんじゃ・・・?」的な反応を頂戴します。
(※あくまで僕が行った病院の場合)

この相反する事実をもとに、さらに自分なりに調べたり、知り合いの医療関係者の話を聞いたりした結果・・・

僕の中の結論としては、【必要ないとは言い切れないが、蜂と接触する機会が少ないのならば、別に抗体検査(蜂アレルギー検査)も治療も必要ないのでは?】という答えに落ち着いた。

テレビというのは、物事を大げさに伝えて関心を引こうとするもの。
ヤラセ問題もいまだに多いですよね。

あと、万が一の可能性に備えてのエクスキューズをきかせがちでもあります。

もし「別に抗体検査(蜂アレルギー検査)に行くほどの事ではないですよ」などとテレビで発信してしまった後、一人でも蜂によるアナフィラキシーショックで死亡者が出れば批判されてしまうかもしれない。

そう考えると、とりあえず無難に「病院へ行きましょう」と言っておけば問題にはならない。
そういうことなのかなと。

ネット上のサイトやブログは、不安を煽ってPVを稼いだり商品を売ろうとするところも多いので、信ぴょう性については微妙。

となると、、、

やはり「特別な場合を除き、検査は特に必要ない」という結論に落ち着くのかなと。

前述の当時の内科医だけでなく、その後知り合った医者からも「蜂に刺されたから抗体検査? いや、そんなの普通受けないでしょw」と半笑いで言われたりしたこともありました。。。
「まあ、患者にはそんなこと言わないけどねw」とのP.S付きで。

蜂によるアナフィラキシーショックの発生率や死亡者数

に刺されたことによるアナフィラキシーショックでの年間死亡者数は20人前後。
数字だけ見ると、交通事故などと比べてもあまりに小さい数字。
モチでの窒息死も、年間数千人ほどいるのに。

しかも、蜂刺されによる死亡者の多くが高齢者の方。
高齢者の方の場合、風邪でも命取りになる場合があります。
当然、蜂毒の影響を受けやすくなるのも当然でしょう。

「熊や鮫などの死亡者数と比べたら全然多いので蜂は危険!」

と煽っている記事もよく見かけますが、熊や鮫と遭遇すること自体が稀なので比較するのはおかしいです。
一年間で一度も蜂を見ないなんてことはまずありえませんが、一年間で熊や鮫を見ないことなんて当たり前。

蜂が危険なのは確かですが、おかしな比較対象を引っ張ってきてことさら大げさに危険視しようとするのは違うと思います。

によるアナフィラキシーショックの発生率も(高齢者や蜂アレルギー持ちの方も含めて)0.2%程度ということを考えると、個人的にはそこまで気にすることはないという考えに変わってきました。

当然ながら蜂に対する注意は必要

もちろん、「年間死亡者数で見るとそこまで多くはないから気にする必要はない」などという暴論を言うつもりはありません。

年間20人前後もの尊い命が奪われているのだから、然るべき注意は必要。

例えば、山林などの蜂と接触する機会の多い場所で働いている方や、既に蜂アレルギーを持っているとわかっている方。
こういった方は、蜂に対する徹底した知識吸収やエピペン(応急処置用の注射)の所持などを徹底すべきだと思います。

しかし、上記に当てはまらない僕のような人間は、蜂に刺されない為の最低限の知識さえ持っておけば、ひとまずそれで充分なのではないかなと。

蜂に対する最低限の知識といっても、

■巣には絶対に近付かない
■山や林の中に入る時は、黒い服を着たり香水をつけたりしない
■蜂が近くにきても、手で払ったりしない
■蜂は「縦の動き」より「横の動き」に敏感なので、蜂から離れる場合はゆっくりと後ずさりする

といった程度で事足りると思われます。

万が一、蜂に刺されてしまった場合の対応

どれだけ気を付けていても、出会い頭で蜂の巣と遭遇してしまうこともあります。

その際、つい焦って、

「大声を出す」
「手で払いのける」
「激しい横の動きをしてしまう」

という、蜂に対して最もやってはいけない行動を取ってしまい、ついには刺されてしまうということもあるでしょう。

そんな時は、以下のように冷静に対応してください。

1) 蜂に刺されたらその場から数十メートル離れてください。
 遠足や戸外活動中など巣が近くにある可能性があるときは速やかにその場から離れることが大切です。多数の蜂からの攻撃を避けます。

2) 刺された傷口を流水でよく洗いながし、毒液を絞り出すようにします。
蜂毒は水に溶けやすいので流水にさらすと毒を薄める効果が期待できます。
「毒液を口で吸いだす」のは、口の中に傷があると傷口から体内に毒液が入り危険です。

3) 蜂の針が残っている場合は、毒液を再注入しないようにそっと抜きます。
刺されたところに蜂の針が残されていると蜂の針の根元に毒嚢があって、体内に毒が入ってしまうので、できるだけ早く抜くことが望ましいのですがつまむと毒液を注入してしまうことになるので、毛抜きで抜くか、指などで弾き飛ばす(横に払って落とす)ようにします。

4) 局所の疼痛に関しては、水か氷で冷やします。

■引用元:公益社団法人射水市医師会

あとがき

以上、個人的な見解もふんだんに交えつつ語らせていただきました。

アナフィラキシーショックは命に関わることなので、今回の僕の経験談や意見も是非参考にしてもらいつつ、最終的な判断についてはあくまで慎重にご自分で行なっていただきたいです。

ただ・・・
メディアが発信する大げさすぎる情報を妄信すると、少々生き辛くなるかもしれない、ということだけは最後に付け加えさせていただきます。
実際に僕がそうなったように・・・

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