血液検査を受けようか悩んだ末、がん発見精度が低いとされる腫瘍マーカー「CEA」「TPA」が怖くてやめた話

体・健康

血液検査の申し込みをしようかどうか、つい先ほどまで迷っていたんですよ。
最後に血液検査を受けたのが6年くらい前なので、毎日酒も飲んでいるし、そろそろ受けておこうかと思ったので。

しかし・・・やめました。
改めて血液検査について調べてみた結果、「やめておいた方が無難」という結論に落ち着いたので。

ということで、今さっき血液検査を受けることをやめたその経緯について書いていこうと思います。

血液検査を受けようと思った理由

僕は生まれてこの方、人間ドックというのを受けたことがありません。
そして今後も受けるつもりはないです。

サラリーマンをしていた20代の頃に一度だけ健康診断は受けさせられましたが、その後は健康診断すら受けていません。
ノーチェックで42歳まで駆け抜けてきました。(2019年現在)

周りからは、「チャレンジャーだね」というお褒めの言葉をよくいただきます。
僕はその度、「いやぁ、それほどでも^^;」と照れます。

・・・ただ、皆もれなく苦笑いをしているのはなぜなんでしょうね?

うん、気のせいだ。 気のせいだと思いたい。。。
憐れまれているなんてことはないと信じたい。。。

 

あ、一度だけ35歳くらいの時に血液検査は受けました。
毎日のように酒を飲むので、肝臓の値や尿酸値が気になったので。

その結果、やや尿酸値は高かったものの、肝臓の値はパーフェクトで基準値内。
「もうちょい酒量を増やせるな」とほくそ笑んだものです。

 

しかしそれから6年。
日々健康には気を付けているものの、相変わらず酒は毎日飲んでいます。

ということで、肝臓の値と尿酸値を調べるため、久しぶりに血液検査を受けてみようかと思ったわけです。

検査項目にあった腫瘍マーカー「CEA」「TPA」

血液検査を受けるにあたり、まずはその検査項目について調査。

結果、今回僕が受けようと思っている血液検査では、目的の『肝臓関連の値』や『尿酸値』の他、基本的な項目についてもしっかりとフォローされていました。

しかしよくよく見ていくと、『CEA』・『TPA』という見慣れない項目が。
そこには『腫瘍マーカー』の文言がありました。
要はがんの検査です。

まずCEAとは、最もメジャーな腫瘍マーカー。
血液検査ではデフォルトで検査項目に入っていることが多く、CEA値によって大腸がんや胃がんなどの消化器系を中心に、様々ながんの発見に役立つとのこと。

そしてTPAも、CEA並にメジャーな腫瘍マーカーで、CEA値と併せて補助的に活用することでより精度を高められる、とのこと。

「普通に血液検査を受けるだけでがんの検査もできるならありがたい!」

こんな感じで、最初は心の中で若干小躍りしました。

しかもよく見ると、オプションとしてさらにいろいろな腫瘍マーカーを追加することもできるとのこと。

すべての腫瘍マーカーを検査項目として追加すると費用的にかなり高くなりますが、何しろ6年ぶりの血液検査。
6年分の検査だと思えば納得できる費用です。

 

一通り追加すべきオプションも考慮し、さぁいざ血液検査の申し込みの電話へ!という段階で、心配性の僕ならではの「さらにもうひと調べ」が発動。

CEA・TPAというデフォルトの腫瘍マーカーと、オプションとして加えた腫瘍マーカーについて、本当に検査する価値があるのか調べることにしました。

「血液を検査するだけで本当にがんなんて分かるのかな・・・? どれくらいの精度で見極められるんだろう・・・?」

という疑問が突如として沸いてきたので。

血液検査でのがん発見の精度

結論から言うと、

【2019年時点での血液検査では、がんを発見するために活用できるレベルの精度ではない】

ということでした。

どのがんに対しても精度は決して高いとは言えず、「がんなのに見過ごされた」・「がんじゃないのにがんだと疑われた」という、どちらにしても地獄というようなパターンも結構多いということが分かったのです。

これらを踏まえた上での、あくまで僕の個人的な価値観・意見ではありますが、

「わざわざ高いお金を出してまで、オプションとして血液検査にがんの検査項目を追加する価値は低い」

と感じました。

近未来には、数滴の血液で10種類以上のがんを超早期発見できるという、腫瘍マーカーに頼らない検査方法が確立するという話もあります。

これが実現化されれば、速攻で受けに行きたいですね。

なぜ血液検査を受けるのをやめたか?

今回の記事のタイトルは、

【血液検査を受けようか悩んだ末、がん発見精度が低いとされる腫瘍マーカー「CEA」「TPA」が怖くてやめた話】

というもの。

しかしここまでの記事だけでは、このタイトルとリンクしないですよね。
がん発見精度が低かろうと、肝臓の値と尿酸値を調べたいだけならば別に気にしなくていいじゃないか、と。

 

では、なぜ血液検査を受けることをやめたのか?

ネックとなったのは、「CEAとTPAの精度の低さによる弊害」

CEAとTPAの値は、喫煙や飲酒、その日の体調、他の病気などによって、がんではないのに腫瘍マーカー的には異常値を示してしまうことがあるようなのです。

つまり、血液検査での腫瘍マーカーの結果が悪かろうと、その精度は低く、実際にがんである確率は決して高くはないということ。

腫瘍マーカー的にはがんが疑われる、いわゆる『陽性』となりますが、精密検査をしてみると実は『陰性』だったということが多々あるようなのです。

これを『偽陽性』と言います。

「結果的に問題がなかったんならいいじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、想像してみてください。
がんではないのに、医者から「血液検査の結果、腫瘍マーカーの数値が高い」がんの可能性を宣告された時の恐怖を。

まず、精密検査を受ける日までは強烈なストレスに晒されます。
「自分はがんなのかもしれない」という恐怖・ストレスは、筆舌に尽くしがたいですよね。

そして、ストレスは万病の元。
この余計な偽陽性判定により、調子を崩してしまうことも充分にありえます。

かつ、精密検査の結果「問題なし」と診断されたとしても、一度「がんの疑いあり」と診断された恐怖が脳裏に焼き付き、そのトラウマで苦しむ人もいらっしゃる模様。
心配性の僕には、その気持ちが死ぬほどよくわかります。

僕も、仮に偽陽性の診断を受けようものなら、「問題ないことの方が多い」と頭ではわかっていても、無意識下では恐怖に怯え、心身に異常をきたすと思います。
人間の精神活動というのは本当にデリケートなものなので。

そして、僕が受けようと思っていた血液検査にはCEAとTPAの検査項目もデフォルトで備わってしまっていました。
デフォルトの検査項目は、基本的にはずすことができません。

他の医療機関での血液検査についても調べてみましたが、今では会社によって義務付けられた健康診断や人間ドックを受ける方が多いからか、血液検査単体で受け付けているところがほとんど見つかりませんでした。

こういったことから、僕は今回、血液検査を受けることをやめた次第です。

よく考えたら、血液検査を受けても何も変わらない

以前、近所の町医者に行った時に「血液検査をやりますか?」と聞かれたことがあります。
なので、わざわざ探さなくてもその辺の町医者でも血液検査は可能なのかもしれません。

しかしよくよく考えると、僕が血液検査を受けたかった理由は、毎日の酒による『肝臓関連の値』と『尿酸値』を知りたかったというだけ。

でも、僕は普段から酒の飲み方やつまみの選び方には気を付けているし、これで異常が出るならもう直しようがないんですよね。
多少おかしな数値が出ようが、今までと大差ない生活を送るわけですから。

それが分かっているのなら、CEAだTPAだと余計な数値を知らされて不安を煽られる危険性を考慮すれば、いっそ血液検査など受けない方がいいのではないかという答えに辿り着きました。

ましてや、人間ドックなど持ってのほか。
個人的には、人間ドックというのは、基準値を厳しくすることで精密検査に持って行くための、医療業界のドル箱ビジネスだと思っているので。

もちろん、これが一般的な答えではないということはわかっています。
皆様には是非、僕のこんな主観を真に受けず、こういった意見も踏まえた上で、何が正しいのかをご自分で判断していただければと思います。

最後に

超絶心配性な僕。
しかし健康面については、時には「知らぬが仏」こそ最大の健康法になる時もあると思っています。
もちろん、ケースバイケースですが。

がん家系の方や持病がある方は、定期的に検診を受けるのは当然だと思います。
何かしらの自覚症状があれば、すぐに病院に行くのも当然だと思います。
子供や老人に何かあれば、早めに病院に行くのも当然だと思います。

しかしそれ以外の場合ならば・・・

充分な知識を持った上での自己判断に従うことも、QOL(人生の質)を高める一助になるはずです。

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