昨日、久しぶりに金縛りにあいそうになりました。
疲れやストレスが溜まると、金縛りにあいやすくなるもの。
僕の場合、大体年に2回程度でしょうか。
しかし、対策法についてはバッチリなので、今では実際に金縛りまで移行してしまうことはほとんどありません。
初期の頃は、「なんだこれは・・・?」と混乱するだけで抗う術も知らず、ただただ金縛られていたのですが・・・
金縛りとは
まずは、「金縛りとはなんぞや?」という方に向けて。
金縛りとは、就寝時、「そろそろ眠れる」という起きているか寝ているかの瀬戸際くらいの時に、意識はあるのに体が動かなくなる、という現象。
医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれています。
金縛りにあうと、体が一切動かせなくなります。
意識があるのに体が動かせないという状況は非常に不快で、息苦しく、時に不安感も伴うほど。
僕も何度も金縛りにあってきましたが、本当に嫌なものです。。。
声も一切出せません。
無理に声を出そうとしても、無声音で「んーーー」となるだけで、唸り声すら出せない・・・
かつ、金縛りには連続性があるのも厄介。
一度解除されても、金縛りが起きやすい状態が継続してしまうのです。
なので僕の場合は、一旦体を起こしてリセットするようにしています。
寝る作業を最初からやり直すので、不眠気味の僕にとってはこの作業もそこそこストレスです・・・
金縛りの原因
金縛りが起こる原因は、主に「疲れ」・「ストレス」・「何らかの体調不良」と言われています。
実際、僕もバッチリこれに当てはまります。
特に多いのは、疲れとストレス。
自分では意識できていない見えない疲れやストレスも含め、これらが溜まっていると金縛りが起きやすくなるように感じます。
あとは僕の場合、早朝覚醒で起きてしまった後になかなか寝られず、金縛りにあいやすい状態になる、というパターンもあります。
何がきっかけで金縛りにあうかは個人差がありますが、概ね「睡眠を阻害する何らかの作用」があった場合なのでしょう。
なぜ金縛りが起こるのか? 金縛りが起こる仕組み
金縛りが起こるメカニズニについては、まだ完全には解明されていません。
まあ、医学というのは解明されていないことの方が遥かに多いので、これもごく自然なことなのですが。
ちなみに、僕なりの答えは一応あります。
あくまで予想なので、合っているか間違っているかについては保証できませんが。
参考程度にしておいてもらえればと。
金縛りという現象。
それは、睡眠時には本来【脳⇒体】の順で睡眠に入ります。
先に脳が睡眠状態に入り、後を追うようにして体が睡眠状態に入るわけです。
しかし、疲れやストレスや体調不良などが原因で、【体⇒脳】という逆の順で睡眠に入ってしまうのが金縛りだと思っています。
例えば、疲れすぎていると『脳内で把握している疲労状態』と『実際の身体的な疲労度合』とのズレが生じ、まだ脳が起きているのに先に体が眠ってしまうことで、一時的に脳が体をコントロールすることができなくなり、動けなくなる。
これが僕なりの金縛りの解釈です。
なお、「僕なりの解釈」と書きましたが、この理論は昔何かで読んだことがあり、「これだ!これに間違いない!」と思ったことから、ここに書かせていただきました。
なので、完全な僕のオリジナルの答えではありません。
出典元を明らかにしていないのは、この理論をどこで目にしたのかを全く覚えていないから・・・
ただ、今でもこの理論が正しいと僕は考えています。
金縛りは病気?
これも諸説ありますが、僕の中では、誰しもに起こりうる程度の「生理現象の一つ」ないし「一時的な脳の誤作動」だと思っています。
こんなことは誰にだって起こるし、いちいち気にしてたらキリがありません。
なので、基本的にはそこまで気にする必要はありません。
ただ、あまりに頻繁に起こるようならば、疲れやストレスが溜まっていたり、何らかの隠れた病気のサインかもしれないので意識した方がいいかもしれないですね。
生活習慣を変えたり、病院へ行って相談したり。
たまに足がつるくらいならば問題ないですが、足がつる頻度が多いと内臓の病気の可能性がある、といったように。
金縛りになる前・なった後の対策
金縛りにあう前には、独特のゾワゾワ感がきます。
体中がゾワゾワっとし、耳鳴りのようなものもきます。
そして、スーっと体の自由が奪われていくような感覚に襲われます。
この金縛りの予兆がきた場合は、そのまま寝ようとしても高確率で金縛りに発展します。
なので、こういった予兆がきた場合は、全力で金縛りへの発展を避けるべき。
金縛りになる直前までは、まだ指や手や足を動かすことが可能。
なので、金縛りの予兆が来た際には、まだ動かすことが可能な部位を全力で動かして体を覚醒させることで、金縛りを回避できることが多いです。
とはいえ、これが実は結構苦しい・・・
動かなくなりそうな体の部位を無理やり動かすのだから、なかなかの労力なのです。。。
しかし、いざ金縛りにまで発展した際の不快さを考えると、ここは全力で抗うべき。
そして、いざ完全に金縛りとなってしまった場合は、できるだけ動かない方がいいです。
動けば動くほど金縛りから解放されるまでの時間が長引きやすいので。
不快ですが、ひたすら我慢してできるだけ体を動かさないようにし、解放の時を待ちましょう。
動こうとしなければ、数分以内に解除される可能性が高いので。
金縛りと「幽霊」・「心霊現象」との関係は?
たまに、金縛りとセットで語られるこの議題。
いきなりバッサリいかせていただきますが、全く関係ありません。
視聴率目当てのテレビを始めとしたマスメディアの悪い影響だとは思いますが、「幽霊」・「心霊現象」というあまりに現実離れしたものを、まるで本当に存在するかのように伝える傾向には個人的にかなり辟易しています。
実際、ごくたまにとはいえ、「幽霊って信じる?」的な、どう答えていいかわからない質問をぶつけられることがあります。
「ドラゴンボールの孫悟空って実在すると思う?」と聞かれても困るように、苦笑いで「あはは・・・いやいや・・・」と誤魔化すくらいしかできません。
幽霊や孫悟空やピーターパンが実在すると信じたければ、それは個人の価値観なので全然自由なのですが、それを真っ向から聞かれるとやはり返答に困ってしまいます。
これもすべて、メディアの功罪のうちの『罪』の方の影響なのかなと。
なお、怖い話を聞いた後やホラー映画を観た後は、その怖さが意識に残っているため、睡眠に入りづらい状況が作り出されている場合があります。
よって、金縛りの発生率が少しは上がるのかもしれません。
そして、これを「幽霊の仕業」「心霊現象に遭った」と勘違いする人も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、それは全く違います。
よく、金縛りにあった際に「お経が聞こえた」・「黒い人が見えた」・「何かに押さえつけられた」とおっしゃっている方がいます。
答えは単純で、
「お経が聞こえた」 ⇒ 幻聴
「黒い人が見えた」 ⇒ 幻覚
「何かに押さえつけられた」 ⇒ 錯覚
という、条件さえ揃えばどんな人間にでも普通に起こりうる脳の症状なので。
最後に
以上、昨日久しぶりに金縛りにあいそうになったので、ふと思い立ってテーマとして取り上げてみました。
繰り返しますが、たまに金縛りにあう程度ならば、一時的な「睡眠時の生理現象」・「脳の誤作動」でしょうが、あまりに頻繁に金縛りにあうようならば、放置しない方がいいと思います。
何の原因もなく、週に何回も金縛りにあうということは考えづらいので。
何かしらの体の不調のサインである可能性が高いです。
そういった場合は、生活習慣の見直しや病院へ行くなどの対処が必要でしょう。
それ以外の、たまに金縛りにあいそうになるという場合ならば・・・
上記の対策法をもとに金縛りを回避していただければと。