どうも、マンガをこよなく愛する考スケです!
これまで何度も、かなりの数のマンガを処分しましたが、それでも狭い自室に1,500冊ほどのマンガがひしめきあっております。
今回は、冨樫義博先生の大人気冒険活劇マンガ『ハンター×ハンター』の最新刊である37巻の発売日について。
1~36巻の発売日から推測
発刊ペースが安定しないマンガの代表格であるハンター×ハンター。
休載も非常に多く、少し話が進んだらストップ、という流れを繰り返しています。
長期休載も多く、連載を休んだ最長期間は『約2年2か月』、単行本発刊の最長空白期間はなんと『約3年5か月』!(32巻~33巻の間)
話数が溜まっていてもしばらく発刊がなかったりと、とにかく規則性がないため、ピンポイントで最新刊の発売日を予想するのはなかなか難しいです。
しかし、「既刊の発刊ペース」と「長期空白期間も厭わず」という部分に何か手がかりがあるかもしれません。
まずは、既刊の発刊ペースについて。
■1巻 : 1998年6月9日
■2巻 : 1998年9月7日
■3巻 : 1998年11月9日
■4巻 : 1999年2月9日
■5巻 : 1999年5月5日
■6巻 : 1999年10月9日
■7巻 : 1999年12月27日
■8巻 : 2000年4月9日
■9巻 : 2000年7月9日
■10巻 : 2000年11月7日
■11巻 : 2001年3月7日
■12巻 : 2001年7月9日
■13巻 : 2001年11月7日
■14巻 : 2002年4月9日
■15巻 : 2002年10月9日
■16巻 : 2003年2月9日
■17巻 : 2003年6月9日
■18巻 : 2003年10月8日
■19巻 : 2004年2月9日
■20巻 : 2004年6月9日
■21巻 : 2005年2月9日
■22巻 : 2005年7月9日
■23巻 : 2006年3月8日
■24巻 : 2007年10月9日
■25巻 : 2008年3月9日
■26巻 : 2008年10月8日
■27巻 : 2009年12月30日
■28巻 : 2011年7月9日
■29巻 : 2011年8月9日
■30巻 : 2012年4月9日
■31巻 : 2012年12月9日
■32巻 : 2012年12月31日
■33巻 : 2016年6月8日
■34巻 : 2017年6月30日
■35巻 : 2018年2月7日
■36巻 : 2018年10月9日
(※)発売日はすべて、単行本の最後に載っている「第1刷発行日」
こうして一覧で見ると、20巻までは非常にテンポよく発刊されていたことが分かります。
しかし20巻あたりで、冨樫先生の持病である腰痛が悪化したのか発刊ペースがバラバラになっていきました。
予想される37巻の発売日は・・・
20巻以降は規則性なく発売されるということで、最新刊である37巻の発売日予想は難しいように思えますが・・・
以下の要件を考慮することである程度見えてきます。
■36巻に380話まで掲載されている。
■2018年末までに381話~390話までが連載済みとなっており、既に10話分は溜まっている状態
■約3年5か月の空白の後に33巻が発売されてからは、8か月~12か月ほどのスパンで新刊を発売
■直近18年間、発売日が9月 or 11月になったことがない
上記4要件を考慮すると、、、
ハンター×ハンターの37巻の発売日は、2019年10月上旬が濃厚だと思われます!
※2020/4/24 追記※
・・・と予想したのですが、それから半年経ってもまだ出ません。。。
こうなってくると、全く予想がつかないですね。
一体いつになるのかっ・・・・・・
ハンター×ハンターが人気の理由
さて、本題である37巻の発売日についての話が終わってしまったので、もうこの先が読まれることはほとんどないでしょう。。。
悲しい。。。
でも、書きます。
書きたいから書くのです。
よろしければいただければと!
ハンター×ハンターの魅力を一言でまとめるならば、
【複雑な心理戦や構成】
これに尽きます。
ワンピースやジョジョのような能力モノですが、「制約と誓約」などの特殊な設定が能力と絡み合い、通常の能力バトル漫画に比べて戦闘や心理戦の面白さが頭一つ抜けています。
(もちろん、ワンピースには「壮大な謎や伏線」、ジョジョには「トリッキーな発想とアート性」など、それぞれの独自の魅力がありますが)
とにかく、少年誌に掲載されている漫画とは思えないほどに高度な描写が多いというのが特徴。
特に現段階での最新刊である36巻は、設定や構成や人間関係が複雑すぎて、シーンによっては小説を読んでいるのかと錯覚してしまうほど文字数が多く、かつ内容も難解なので、恥ずかしながら一度読んだだけではしっかりと理解できなかったです。。。
サラっと読んで「面白いなぁ」で終わらないこの難解さも、ハンター×ハンターの大きな魅力と言えるでしょう。
また、この漫画には他の漫画にはないもう一つの大きな特徴があります。
それは・・・
主人公である『ゴン』以上に魅力があるサブキャラが多い。
これです。
代表的なのは、『クロロ』と『ヒソカ』。
この二人の人気は特に異常。
32巻から始まった暗黒大陸編の際に、34巻にて突如行われたクロロとヒソカの天空闘技場でのバトル。
ほぼ丸々一冊使って二人のバトルが描かれました。
誰もが待ち望んだ対戦カードが、なんの前触れもなくいきなり実現したのです!
これにより、「連載派で単行本は買わない」という人や、ハンター×ハンターをあまり読んでいない人までもが、この34巻だけは買うという人が続出した模様。
その証拠に、前巻である33巻の週間最高売上が『65.1万部』だったのに対し、34巻の初週売上は『86.9万部』と20万部以上もアップしたのですから。
実際、バトル内容も素晴らしかったです。
クロロは『スキルハンター』という能力によって様々な能力が使える分、ヒソカのような強敵が相手となると攻撃が非常に複雑難解なものとなりがち。
それはもう、例によって一度読んだだけでは何のことやら理解できないほど。。。
このように、半端じゃない魅力を持つサブキャラが多く、主人公不在でも楽しめてしまいます。
レアキャラであるジンが主体となっていた選挙編から暗黒大陸編序盤などは、申し訳ないですがゴン主体の話の時より全然面白かったですから。
現在展開中の暗黒大陸編は、今後も大いにジンが絡んでくると思われるので、楽しみで仕方がありません!
各編の面白さ【ネタバレあり】
ついでなので、これまでの各編についての面白さについて、好き勝手に書かせていただこうと思います。
1~36巻までの内容を大きく分けると、以下の7編となります。
■ハンター試験編(単行本1巻~5巻)
■天空闘技場編(単行本5巻~7巻)
■幻影旅団編(単行本8巻~13巻)
■グリードアイランド編(単行本13巻~18巻)
■キメラ=アント編(単行本18巻~30巻)
■選挙編(単行本30巻~32巻)
■暗黒大陸編(単行本32巻~)
どの編が好きかは人によってバラバラだと思われますが、特に人気が高いのは「幻影旅団編」・「グリードアイランド編」・「キメラ=アント編」あたりでしょう。
ということで、この3つの編に絞ってその魅力を簡単にまとめさせていただきます。
幻影旅団編(8巻~13巻)
幻影旅団とは、13人(団長1人+団員12人)から成るバケモノ集団。
それぞれが圧倒的な能力・武力を持っており、まだ未成熟なゴンやキルアたちでは全く歯が立ちません。
この状態の主人公たちが幻影旅団と闘うなど、まだ背が伸びていない孫悟空がフリーザに挑むようなもの。
それほど、何をどうしようが勝ち目がない絶望的な力量差がありました。
しかし・・・
クラピカだけは違います。
本来ならばまともに闘って勝てる相手ではないのですが、『制約と誓約』により幻影旅団に対してだけは特別な力を発揮できるクラピカ。
これにより、本来為す術なくやられるしかない相手を、逆に一方的に倒してしまうという痛快なシーンが生まれます。
この『設定の妙』が実にたまりません!
グリードアイランド編(13巻~18巻)
個人的には、今回列挙した3つの編の中では一番評価が低いのですが、その作り込みの凄さには驚きました。
特にRPGゲーム好きな方にはたまらないでしょう。
呪文やアイテムや設定などについて細部まで練り込まれており、「このまま流用してゲームを作れるのでは?」と思えてしまうほどのクオリティに仕上がっています。
キメラ=アント編(18巻~30巻)
僕の中で「ハンター×ハンターと言えばこの編」というくらい衝撃的な面白さが詰まっている編。
語り出すと長くなってしまうので、箇条書きで短くまとめると・・・
■規格外の強さを持つ蟲の王『メルエム』の存在
■実力の底が見えなかった会長『ネテロ』と『メルエム』によるマジバトル
■伝説と言ってもいいほどの、最後の『メルエム』と『コムギ』のやりとり
これに集約されるのかなと。
まず惹かれるのが、蟲の王メルエムの設定。
もう、強いとかいう概念を通り越しています。
「闘って倒す」という事が物理的に不可能なレベル。
読んでいる時は「こんな別次元の敵キャラ出しちゃって大丈夫なの・・・?」と余計な心配までしてしまったほど。
そんなメルエムと、これまたどれほど強いのか想像もつかないほど強いであろうハンター協会会長『ネテロ』が闘うシーンも痺れました。
メルエムを倒せる可能性がかろうじてあるとすればネテロくらい。
しかしそんなネテロの攻撃が・・・・・・全く通用しません。
必殺の技を何度も繰り出すも、メルエムはほぼノーダメージ。
この戦闘シーンを読んでいる時は、またしても「これ、絶対強さの設定間違えてるでしょ・・・本当に大丈夫なの・・・?」と更なる余計な心配をしてしまいました。。。
そう、本当に余計な心配でした。
ここからは、さらに痺れる展開が待っているのですから。
勝てないと悟ったネテロは、自分の体の中に仕込まれた小型の核爆弾『貧者の薔薇』を作動させて相打ちに持ち込もうとします。
するとさすがのメルエムも核には勝てず、死の直前まで追い込まれますが・・・部下たちの活躍によってまさかの復活。
しかしその復活は見せかけのもので、体はしっかり核に侵されていました。
そして、その後に待ち受けるコムギとの超感動的なやりとり・・・
「これで泣かない人いるの?」なんて思ってしまうほど、泣かせるための流れが完璧でした。
コムギは、そんなメルエムに被爆覚悟で付き添い、最後を迎えるまで一緒に過ごすことを決意。
そして、二人とも死亡する。
・・・かなり端折ったあらすじをこうして書いている今でも、あのシーンを思い出してウルウルきている僕がいます。。。
よし、あとで読み返そうっと!
暗黒大陸編は長編になりそう
さて、発売日予想の後はかなり独りよがりなハンター×ハンター面白ポイント紹介に終始してしまいましたが・・・
いい加減長くなってきたので、そろそろ締めに入ろうと思います。
ということで、2019年10年の上旬に発売されると予想した37巻。
内容はもちろん、暗黒大陸編。
暗黒大陸編は、キメラ=アント編以上の長編となる可能性が高いです。
まず、『王位継承戦』と『暗黒大陸の開拓』という二つの大きなテーマがあること。
さらに、王位継承戦は構成が複雑だし、暗黒大陸は謎過ぎること。
単体でやってもかなりの長さになりそうなテーマなのに、それぞれ絡み合うとなると尚更。
それなのに・・・
今の発刊ペースだと、この編の完結が10年後、なんてこともあるんじゃ・・・
そんな不安を最後に吐露したところで、今回の記事をお開きとさせていただきます!
なんとか、できるだけ早く完結まで持っていっていただきたいものです・・・