名作マンガ『闇金ウシジマくん』に登場する名ゼリフ、「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ」。
なんて刺さる言葉だろうっ・・・
なんて芯を食った一言だろうっ・・・
まさにその通りで、確かにお金より大事なものはたくさんあるものの、生きていく上で何をするにもお金がないと立ち行かない。
ご飯も食べられなければ病気も治せないのですから。
そこでふと、『お金』について皆様がどのようなお考えを持っているのかが気になり、Googleにてお金絡みでどんな検索がかけられているのかを調べてみることに。
その結果、ちょっと変わったお金絡みの検索ワードたちがあったので、僕なりの解釈を加えつつああだこうだと書いていきたいと思います!
なお、取り上げるのはあくまで「なんでこんな検索ワードが・・・?」と気になったものだけ。
「お金 運用」
「お金 借りる」
「お金 落とした」
みたいなありがちな検索ワードは除外しています。
「お金持ちになりたい」
いきなり欲望一直線な、まさかの願望形式での検索ワード。
「お金持ちになる方法」「お金を稼ぐ方法」といったワードならば理解できますが、Google先生にそれをお願いしても効果は限りなく薄いと思われるのですが・・・
ツイート気分で呟いてみただけなのかもしれない。。。
「お金 ください」
さらにストレートにきた。
だから、それをGoogle先生にお願いしてもどうにも・・・
と思ったのですが、試しに検索してみると、ネット上にそういった掲示板が見つかりました。
そこへ自分の銀行口座を書き込み、「お願いします!お金をください!」とわりと真剣にお願いする人もいらっしゃる模様・・・
しかも驚くべきことに、「本当に振り込まれて助かりました」的な書き込みがあったりもします。
まあ、ほぼすべてサクラでしょうけど。
いや、サクラオンリーか?
なんにせよ、ネットで「お金を振り込んでください」とお願いするような行為は絶対にやめるべきでしょう。
「ネット上でお金を無心するなんて恰好悪いから」といったような理由ではなく、自分の身の安全を守るために、です。
銀行口座番号だけなら身元などバレるはずがない、と思って書き込んでいるのかもしれません。
確かに普通の人では無理ですが、探偵など、その道のプロならば個人情報を割り出せる可能性があります。
とはいえ、口座番号から身元を割り出すのはリスクのある行為なのでそうそうないでしょう。
しかし、「お金に困っていて、お金になるなら何でもやりそうな人間を探している」なんていうケースがあれば、そのターゲットになってしまうかもしれません。
その他、いついかなる形でトラブルに巻き込まれるかもわかりません。
あとは、『押し貸し』に遭ってしまう危険もあります。
押し貸しとは、無理やり銀行口座にお金を振り込んで「貸し付けた」ということにし、法外な金利を取ろうとする行為。
まあ、そういうことをしてくるのは間違いなく闇金。
闇金への返済義務はないので、強い心と意志を持って立ち向かうのならば、「結果的にはただお金が振り込まれただけになるのでラッキー」なんてこともあるのかもしれませんが・・・
闇金サイドもそれを覚悟で押し貸ししてくるため、相当な覚悟がないとただのラッキーでは終わりません。
ここで例として挙げた「個人情報を割り出されて悪用される」「押し貸しに遭う」というパターンは、いずれも確率は低いでしょう。
しかし、「お金をください」とお願いして無事に振り込んでもらえる確率よりは高いのではないでしょうか。
「お金 いらない」
お金欲しい系が続いたと思ったら、今度は全く逆の方向から攻めてきた。
これも調べてみると、
■お金より時間的な自由の方が欲しい
■お金を稼ぐより、他にやりたいことがある
■別にそんなに欲しいものもない
■自分の体を酷使してまで稼ぎたくない
・・・といった意見が多かったです。
「今の若者は●●離れだ」と、様々なものから離れている様子が伝えられています。
車離れ・酒離れ・旅行離れ、などなど。
その中の一つとして、「若者のお金離れ」についても指摘されています。
これに関しては、以前に興味深い言葉をネット上で目にしました。
20歳の若者による朝日新聞への投書で、「若者のお金離れなどと言われているが違う、お金の若者離れなのだ」という言葉です。
これは目から鱗でしたね。
確かに今は、お金の方が若者から離れていってます。
経済成長はとっくに止まり、平均給与は低いところで落ち着いてしまっているのに、少子高齢化が避けられない状況なので経済的負担は増えるばかり。
これでお金が貯まるわけがないし、お金に夢も持てない。
ちなみに以下は、大手旅行会社「エアトリ」が、10代~70代の男女700名を対象に行なった●●離れについてのアンケート結果。
第1位: タバコ
第2位: 新聞
第3位: ギャンブル
第4位: ゴルフ
第5位: 恋愛
第6位: 車
第7位: ゲーム
第8位: 結婚
第9位: カラオケ
第10位: お酒
第11位: テレビ
第12位: 海
第13位: 読書
第14位: 年賀状
第15位: 音楽
結果をご覧いただければお分かりの通り、その多くにお金が絡んでいます。
タバコ・ギャンブル・ゴルフ・車などはもちろん、恋愛だってお金はかかりますから。
上位でお金があまり絡まない●●離れは、新聞くらいではないでしょうか。
そして上記のアンケート結果は、若者だけでなく10~70代が対象となっています。
中年以上でもお金がかかるいろいろなものから離れていっているのに、より経済的に厳しい状況に置かれている若者となれば尚更でしょう。
先ほど、最近の若者は以下のように考えている人も多い、と書きました。
■お金より時間的な自由の方が欲しい
■お金を稼ぐより、他にやりたいことがある
■別にそんなに欲しいものもない
■自分の体を酷使してまで稼ぎたくない
しかし、頑張っても当時ほどはお金的に報われにくい今の世の中では、こう考える若者が多いのではなく、こう考えざるを得なくなってきた若者が多い、ということなのかもしれませんね。
「お金 言い方」 「お金 言い換え」
日本人の奥ゆかしさや価値観が垣間見えるワード、という印象。
欧米とは違い、日本は嫌儲大国。
お金を稼ぐことは卑しい行為だと判断する人が多く、嫉妬も含まれているのでしょうが、稼いでいる人は敵意を持たれたり冷ややかな目で見られたりすることがあります。
特に、当時のライブドアの堀江氏や村上ファンドの村上氏などの金儲けを前面に押し出すタイプの人間は、それはもう明確に嫌われていました。
発言内容自体は別に間違ったことは言っていないのですが、あまりに日本人の価値観にそぐわない発言が多かったため、国家権力である検察がムキになってしまうほど、それはもう呆れるほど嫌われていましたね。
まあ、結果的に法に触れることをやっていたので当然アウトなのですが。
それにしても・・・
新興企業のライブドアが53億円の粉飾で、経営陣は逮捕されトップの堀江氏は実刑。
かたや、大企業である東芝が1000億円以上の巨額な粉飾で、経営陣は誰一人逮捕すらされず。
前者は「赤字を黒字に」、後者は「黒字の水増し」と、粉飾内容の違いこそあれ、ここまで扱いが違った一番の原因は、やはり「世間の反感を買っていた」ことでしょうね。
世論ほど恐ろしいものはそうそうない・・・
・・・だいぶ脱線してしまいましたね。
本題に戻ると、、、
それくらい、お金に関してはデリケートな日本人。
『お金』とストレートに書くといやらしく聞こえるから、何か別の言い方がないか?ということを調べるための検索ワードでしょう。
僕も軽く調べてみた結果、『お心遣い』『ご厚志』といった言い換えが見つかりました。
うん、実に奥ゆかしい!
どちらも状況によってはピタリと当てはまる、ナイスな言い換えです。
余談ですが、我が家の場合ではお金のことを『虎』と呼ぶことがあります。
妻 「今日外食に連れて行ってよ」
僕 「でも今、深刻なる虎不足で・・・」
といった感じで。
「お金がないから」と言うと自分的に無残ですが、「虎がうんぬん」ならばなんとなく体裁が保てるような気がして。。。
マネーの虎という、だいぶ前に放送されていた人気番組からあやかったのですが・・・この話、ここで必要だったでしょうか?
なぜ僕は、この話を差し込んだのか・・・
お金稼ぎを前面に押し出すことと同じくらい、ブログにおける文字数稼ぎも嫌われるもの。
気を付けたいところです。。。
「お金 なんとかなる」
心配性の僕には全くない発想。
なんとなる・・・のか・・・?
僕は心配しすぎ・・・なのか・・・?
夜、仕事とお金の不安で3時間くらい寝れない、なんていうのはさすがにまずいのか・・・?
生まれ変わりがあるとして、もしまた人間として生まれてこれるなら、こんなポジティブな検索ワードを打ち込める人間に生まれたい。
「お金 プリン」
まだまだ気になる検索ワードがあったのですが、とんでもない文字数になりそうなので、最後に一番気になったこれを。
いかがでしょう?
意味わかります??
僕は全くわかりませんでした。
ググればすぐに答えは出ますが、それでは芸がない。
まずは僕なりの答えを書いてみたいと思います。
・・・と思ったのが15分くらい前。
15分、パソコンの前で腕組みして考えてみたのですが、やはり全くわかりません。
駄菓子の『5円チョコ』みたいに、硬貨の形をしたプリン?
いや、需要が無さすぎる・・・
心が折れそうになりました。
何度もググりかけました。
しかし自分なりの答えを出すため、もうひと頑張りしてみようと思い、リビングで呑気にポップコーン食べてた妻に試しに聞いてみることに。
何かしらのヒントくらいは得られるかもしれない。
すると即答で・・・
妻 「わかんない」
・・・まあ仕方がない。
それも一つの答えだ。
微塵も考える素振りがなかったことがやや引っかかりますが・・・
ここでお手上げとなり、満を持してのGoogle先生のご登場。
すると、1秒で解決しました。
答えは・・・
無料送金アプリ「pring(プリン)」
これでした。
まさかの送金アプリという罠。
それは予想だにしなかった・・・
なぜ「プリン」なんだ・・・
もっと他に適切な名前があっただろう・・・
調べれば名前の由来などもすぐに出てくるのでしょうが、全く興味が持てなかったのでやめておきました。
僕はいまだにキャッシュレスが苦手なアナログ人間なので。。。
あとがき
以上、お金にまつわる「気になる検索ワード」を取り上げ、思いつくままいろいろと書いてみました!
機会があれば、お金以外のキーワードでも是非やってみたいと思います。