パニック障害持ちは美容院が苦手・・・僕なりの対策法

パニック障害

パニック障害を持っていると、様々な拘束に対して大きな苦痛が伴います。

電車や飛行機などの物理的拘束。
美容院や行列などの論理的拘束。

物理的な拘束については、言葉そのままの意味。
自分の意思ではどうすることもできない状況の事です。
電車や飛行機で気分が悪くなったとしても、自分の意思で自由に降りることはできませんから。

これと同様に、『論理的な拘束』についても苦痛を感じることが結構あります。

論理的な拘束とは

例えば、前述の『美容院』『行列』などが論理的拘束に当たります。

要は、抜け出そうとすれば物理的にはいつでも抜け出せるものの、一般常識・社会常識・TPOなどを考えると抜け出すことが明らかにおかしいような状況。

これが論理的な拘束です。

美容院で髪を切っている最中、いきなり外へ出られるでしょうか?
物理的には可能ですが、普通に考えたら明らかにおかしな行動ですよね。
髪が濡れ、まだカットしている最中の中途半端な状態の頭のまま外に出ることなど明らかにおかしいので。

行列もそうです。
1時間並んで、「あと5分でようやく目的のものが買える!」という状況で行列から抜けるなどという行為は理不尽すぎますよね。

この「理不尽だと感じる気持ち」拘束感を生み、「ここまで来たら目的のものを買わずに行列を抜けるなどあってはならない」という気持ちが予期不安を生む。

これが、パニック障害持ちの厄介なところです。

単に物理的に抜け出せない場所だけでなく、こういった論理的に抜け出せない場所も苦痛に感じてしまうのですから。
我ながら、本当に面倒くさいと感じます。

美容院に行かない訳にはいかない

とはいえ、行列はまだいいんです。
最悪、買おうとしていたものを諦めればいいし、そもそもパニック障害持ちだということで最初から並ばないか、もしくは他の人に頼むか、誰かと一緒に並ぶか。
いくらでも方法はあります。

しかし、美容院はそうもいかないですよね。

髪の毛は、嫌でも伸びてきてしまうもの。
伸ばし放題、というわけにはいきません。
身だしなみとして、一定期間ごとに行く必要があります。

「自分で切る」「身近な人に切ってもらう」という手もあるにはありますし、僕も何度か試しました。

しかし、何とも無残な結果になってしまったこともあり・・・

プロである美容師と比べると、カット後の仕上がりは雲泥の差。
美容院へ行くのにそこそこのお値段を要する理由がよく分かりました。。。

人間、中身も大事ですが、やはり見た目も大事。
人が人を第一印象で判断する時は、見た目しか判断材料がないのですから。
身だしなみは、可能な限り整えておくべきです。

なので僕は、どんなにキツくても、どんなに億劫でも、美容院で髪を切るようにしています。

僕なりの美容院対策法

では、苦手・・・を通り越して苦痛にすら感じる美容院を、僕がどうやって乗り切っているか?
僕が実際に行なった方法を記してみます。

 

まずは、抗不安薬を多めに飲んででも、いろいろな美容院を回ることにしました。

「店の雰囲気」
「スタッフの雰囲気」
「担当者とのフィーリング」

これらが自分と合うか合わないかは非常に重要。

店内が狭く圧迫感があるようならば駄目ですし、元気いっぱいにやたら話しかけてきたり営業をかけてきたりするスタッフが多いのも僕的にNGです。

そして何より、自分の担当となってくれた人との相性。
これが最も重要。

自分が伝えた通りに切ってくれるか、こちらが物思いに耽りたいのにベラベラ喋りかけて来たりしないか、カットのスピードはどうか、などなど。
これらをしっかりと確かめる必要があります。

しっかり選ぼうとした場合、なかなか一発で理想の美容師と出会うのは難しいです。
そのため、薬を多めに飲んででも頑張っていくつかの美容院を回り、自分に合う美容院&美容師を探し回りました。

 

そして、美容院巡りも4か所目となったある日。
ついに、「ここならば・・・」というところを見つけます。

店の雰囲気も良く、担当者の男性美容師さんも非常に空気を読むタイプ。
こちらが話したい時にはうまく応じてくれて、放っておいて欲しい時はひたすら無言で切ってくれる。

この人だ!と思いました。

そう思った後は、毎回指名してこの方に切っていただき、その都度できるだけ自分の事も話すようにしました。
パニック障害持ちなので、こういう場所が苦手だということをはじめ、いろいろと。

ここまでぶっちゃけて伝えておけば、僕が多少気分悪そうにしていたりソワソワしていても変には思わないでしょうし、この「変に思われない」という安心感があれば気分が悪くなる機会も自然と減ってくるもの。
予期不安は、考え過ぎからくることも多いので。

さらにこの担当者さん、気を遣ってくれて、できるだけ時短でカットを終わらせようともしてくれました。
他のお客さんと掛け持ちをせず、丁寧かつスピーディにカットをしてくれて、マッサージなどの省けそうな工程はすべて省き(もちろん僕に断りを入れた上で)、可能な限り早く美容院から出られるように心がけてくれたのです

 

ということで、ベタかもしれないですが、

「薬を飲んででもいくつかの美容院を回って自分に合う美容師を探す」 ⇒ 「見つかったら、その美容師を指名し続け、出来る限り自分の事を伝える」

という基本的なことを愚直に行なうだけで、美容院問題はかなり改善すると思っています。

なお、自分がパニック障害だということを伝えづらいならば、「拘束されているのが苦手で・・・」というようなソフトな伝え方でも全然いいでしょう。
向こうは客商売なのですから、余程デキない美容師でもない限り、それだけ伝えれば良きに計らってくれるはずです。

もしそういう態度が見られないのならば、また美容師を選び直せばいいだけですし。

最後に

もしかしたら、理想の美容師と出会うまでには少し時間がかかるかもしれません。

しかし一度出会ってしまえば、そこがゴール。
美容師が職種を変えることはあまりないので。

ただ一つ要注意なのが、職種を変えることはなくても店を変えてしまう場合があるので、「この人だ!」と思った美容師とは、こっそりと個人的な連絡先の交換もしておくべきです。

その美容師さんが辞めてしまった後では、店に聞いたところで基本的に教えてはくれないので。

 

パニック障害によって美容院へ行くのが苦手だという方。
苦しいとは思いますが、根気よく自分に合う美容師を探してみてください。

いざ見つかれば、その心の負担は大きく軽減されるはずです。

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