パニック障害改善の為、1年間催眠療法を受けて感じた効果【催眠術とは別物です】

パニック障害

催眠療法。
実に怪しい響きですよね。

「催眠療法? 怪しすぎる・・・」
「あんなもん、嘘に決まっているだろう・・・」

そうお考えの方も多いはず。
事実、僕もそう思っていました。

あんな嘘くさいものに手を出すおバカさんなんて、そうそういるわけないだろう、と。

 

・・・いました。

しっかりとここに。

 

そう、何を隠そう、僕は33~34歳くらいの1年間に渡って、催眠療法を受けました。
理由は、パニック障害の克服のためです。

まさか自分が、催眠療法なんてものに手を出すことになるとは予想だにしていませんでしたね。

心配性で慎重で、ほんの少しでも怪しいと感じたものには全力で疑ってかかるタイプの僕なのですから。

 

しかし、パニック障害克服のために多くの方法を試してきた僕。

とにかくいろいろと調べまくっていたので、パニック障害克服の一つの方法として「催眠療法が有効な場合もある」ということは徐々に理解することができました。

ただただ怪しい、という偏見だけは一応払拭できたのです。

 

しかし、それでもなかなか手が出せませんでしたね。

まあ、結果的には1年に渡って催眠療法を受けることになったのですが。

ということで、まずはなかなか手が出せなかった理由から語りつつ、催眠療法の実態や、実際に受けてみてどういう効果があったかなどを語っていきたいと思います!

催眠療法は怪しいのか?

パニック障害やうつ病や恐怖症など、あらゆるメンタル関連の不調を改善してくれる可能性を秘めた【催眠療法】

しかし、「催眠」という響きの怪しさ・嘘くささから、長らく手を出せないでいました。

もちろん、テレビでやっている催眠術ショーみたいなものも全く信じていません。
「本当にあんなことができたら神じゃん」と、冷めた目で見ていましたね。。。

ですが、あらゆるパニック障害対策について調査・実践していく中で、

「催眠療法・・・そんなに怪しいものでもないのかも。 どうせなら、少しでも可能性のあることはすべてやってみたい。」

という考えが生まれ始めたんですよ。

 

まず、テレビでやっているショー的な「催眠術」と、「催眠療法」とでは全く違います。

催眠療法は、実際に医療現場でも使われている真っ当な療法の一つだということがわかりました。

なので僕としては、「催眠療法自体は怪しくない」という結論に辿り着いたわけです。

しかし問題は費用・・・

催眠療法が怪しくない、というところまで辿り着いたのはいいのですが・・・

そう。
催眠療法というのは、非常に高額なのです。。。

受ける場所や先生にもよりますが、1回1時間くらいの催眠療法を受けるのに、大体1万円が相場。
高いところだと1万5千円くらいするところもあります。

で、これを週に1度くらいのペースで受けます。
単純計算で、月に4万円もかかってしまうわけで・・・。

これは、普通に考えたらかなりハード。
4万円もあれば、家族でのプチ旅行だって可能ですし。
気軽に始められる値段ではありません。

・・・ですが、実はこの時、僕の仕事の方がそこそこ良い感じだったんですよね。
お金的にはある程度余裕があったのです。

かつ、誰に気兼ねするでもなく、自宅のパソコンとマンツーマンで仕事をするタイプの業務だったので、時間的な都合もつけやすい。

というわけで、「じゃあやってみようじゃないか!」ということになりました。

大事なのは、催眠療法をお願いする人

やってみることにしたはいいものの、ここからさらに高いハードルが待ち受けています。

「一体誰に催眠療法をやってもらえばいいのか?」

これです。

適当にネットで調べて、勢いだけで開業している近場の診療所へ飛び込んでしまったら最悪です。

高いお金を払って何も得るものがない、というバッドエンドが手ぐすね引いて待っているわけですから。

ということで、僕が催眠療法を受ける場所を探す際に気を付けていた≪3つのポイント≫について挙げていきますね。

催眠療法を受ける際の心構え①

【臨床心理士】の資格を持っているかどうかを確認すべし!

臨床心理士という資格は、国家資格

大学で心理専門の勉強をし、その上難しい国家試験を受かった人のみが手に入れられる資格です。
誰でも持てる資格ではありません。

この資格を持っている時点で、かなり安心できますね。

怪しい催眠療法を行なっている人も多いので、まずはこの国家資格を持っているかどうかを一つの指針にすることをお勧めします。

特に、外国のよくわからない横文字の資格を振りかざしてくる人には要注意。
そういった資格には、「1日講習を受ければ誰でも取れる」みたいな無意味な資格もあるので。

催眠療法を受ける際の心構え②

【催眠技能士(認定催眠士)】の資格を持っていればなお良し!

臨床心理士という資格は国家資格。
当然、取得するのは難しいです。

しかし、民間資格でありながらこの「催眠技能士(今は認定催眠士と呼ぶ)」も、取得するのは非常に難しい資格。

『日本催眠医学心理学会』という、催眠医療の世界で最も権威ある団体が認定する民間資格で、合格者が非常に少ないのです。

なので、この資格を持っていないから駄目だということはないですが、臨床心理士に加えてこの資格まで持っていれば、かなり信頼できる可能性が高いと言えるでしょう。

催眠療法を受ける際の心構え③

お願いする先生も大事だが、なんだかんだで場所も重要

高額で、時間もかかる催眠療法。
せっかく受けるのならば、しっかりとした先生にお願いしたいのは当然の事。

しかし、それと同じくらい重要なのが「場所」です。

催眠療法というのは、基本的に週に一度くらいの頻度で受けるもの。

週に一度受けるのに、移動に1時間も2時間もかかるような場所だったらどうなるでしょうか?

途中で面倒くさくなって辞めてしまう可能性も出てきますよね。

せっかく高いお金を払って、時間を割いて頑張ってきたのに、中途半端に終了してしまうというのは絶対に避けるべきだと思います。

なので、もし催眠療法を受ける場合は、是非場所についても考慮してください。
自分的に苦のない範囲で通えるところをお勧めします。

催眠療法の実態

ではここからは、いよいよ催眠療法の実態について。

「どんなことするの?」「なんか怖いんだけど・・・」という方も多いでしょう。

 

上記の基準をもとに、催眠療法を行なっている人を見つけた僕。

費用は1回1万円で、1週間に1回。
月に4万円、年にすると48万円という大金を投入することになりました。

しかし、48万円でパニック障害が寛解(ほぼ無症状になる)ならば安い物。

この頃はちょうどお金にも時間にも余裕があったので、覚悟を決めて、1年ほど催眠療法を受けてみることにしました。

 

そして、満を持して迎えた初回の診療。

まず最初にやったのは・・・

【両手の指を少し広げたまま、架空の風船を持つように胸の前あたりに両手を出してください。 そして目を閉じて、その風船がどんどん膨らんでいくことをイメージしてください】

省略すると、こんな感じの事をやらされました。

これで、膨らんでいく風船のイメージにつられて、胸の前に持ってきている両手が自然と広がっていく、ということらしいです。

最初は、「そんなバカな」と思っていましたね。
むしろ、「なめんな」とすら思っていました。

思っていたのですが・・・

 

両手が広がっていった。

 

悔しいですが、普通に両手がフワーっと外側へ広がっていったのです。
まるで、風船のふくらみに押されるように。

これは、催眠者の誘導により、僕が僕自身に自己暗示をかけることで起こる現象。
催眠というのは、詰まるところ自己暗示なので。

ちなみにその後1年続けた結果、これでも僕は「催眠にかかりにくいタイプ」だと言われました。
心配性で疑い深いので、ごもっともな指摘ですが。

・・・となると、かかりやすい人は、あの風船のくだりの時にどうなっていたのだろう。。。
両手がはじき飛んでいたのではないだろうか。。。

 

なお、催眠療法を行なったこの1年間の内容についてですが、ここについて書きだすとこの記事だけでは厳しいので、一旦割愛させていただきます。
とんでもない文字数となってしまうので・・・

また別の機会に、催眠療法の実態について詳しく書かせていただければと!

ということで早速、1年間催眠療法を受け続けた結果の方から。

1年間催眠療法を受けた結果、感じた効果は・・・?

まず一言で言うと、

可もなく不可もなく

この一言に尽きます。

【可】な部分

■直近に控えていた、苦手な「乗り物での長距離移動」が普通に出来た

■パニック発作を誘発する「予期不安」からくる吐き気が激減した

■気持ちが焦ってきた時に、フッと力を抜く方法を催眠で学べた

 

『不可』な部分

■根本的な解決とはならず、発作を恐れて行動が制限される「パニック障害」は依然残ったままだった

■このまま続ければより効果を得られたかもしれないが、お金と時間がかかりすぎる

ということで、一定の効果は感じられましたが、オールオッケーと言えるほどのものでもない、というのが僕の結論。

もちろん、これは「催眠にかかりにくい」という僕の結果なので、そうではない人が行えばもっと大きな効果があったかもしれないし、途中でやめずに継続すればまた結果も違ったかもしれません。

これはあくまで、「催眠にかかりにくい」&「途中でやめてしまった」という僕の個人的な結果であるということだけはご理解ください。

催眠療法で、パニック障害うつや様々な恐怖症などを完全に克服した人も多数いらっしゃるので。

補足:催眠療法は万能ではない

ちなみに、催眠について誤解があるといけないので、補足させていただきます。

「好きな女の子に、催眠をかけて自分のことを好きにさせることはできるのか?」

こんなことを考えている御仁もいるかもしれませんが・・・

結論から言いますと、それは100%無理です。

まず催眠というのは、基本的に「自分が叶えたいことを催眠者にお願いして、実現してもらう」というもの。

なので、どんなに催眠の勉強をしようとも、いきなり好きな子の前に行き「俺のことが好きになる~」なんてやっても、「バカじゃないの?」で終わってしまいます。。。

あくまで、催眠を受ける人が望んでいることじゃないと実現しないのです。

何でもかんでも思い通りになるような、そんな都合のよい方法などあるわけがないですよね。

 

例えば、

「私はあの上司が苦手だけど、仕事をする上で好きになるしかない。 なのであの人に好意を持てるようにしてください。」

という依頼ならば、催眠療法でなんとかなる場合もあるでしょう。
自ら、好意を持とうという意志があるのですから。

しかし、好きになりたくもない相手を好きにさせようとするのは不可能。
催眠とは言っても、結局は「自己暗示」なので。

催眠状態にある自分に対し、催眠療法を行なってくれる人が「自分が望むこと」を繰り返し囁くことで、自分の無意識が飲み込んでいき、それを実現していく、というのが催眠療法

本人が望まないことを、催眠で思い込ませることはできません。

あとがき

以上、1年間に渡って実際に催眠療法を受けてみた経験について語ってみました。

1記事だけでは語りつくせないので、今後、具体的な催眠療法の内容や、それにまつわるエトセトラなエピソードなどについても記事にしたいと思います!

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