個人的には、長年のパニック障害からくるものだと思っているのですが、7~8年くらい前から自律神経失調症にも悩まされています。
最近では、自律神経の不調から不安のスイッチが入ることもあるくらい。
僕の主な自律神経失調の症状は以下の通り。
■頭重感
■集中力・意欲の欠如
■倦怠感
■クラクラ感
ひどい時は、朝起きた時点で既に上記のいくつかの症状がある、という感じ。
夏の暑さもあってか、特にここ3週間くらいは症状が強く、やや抗不安薬の量が増えていました。
そのため、ちょっとここらで新たな何かを試してみようと思いネットでいろいろ調べていたところ、とある接骨院を見つけたのです。
「整体院」と「接骨院」の違い
体の不調を治したい時に、よく出てくるのが『整体院』と『接骨院』。
一見、似たようなものに思えますが、その実、全く違います。
まず整体院というのは、ど素人でも今日から始めようと思えば始められるもの。
なんの資格も必要とせず、自分で「人の体の悩みを解決することができる!」と思えば、すぐに開業が可能です。
もちろん、資格は無くとも優秀な整体師さんはいらっしゃるでしょうが、そういったごく一部の良質な整体院と運よく出会える可能性はあまり高くないというのが個人的な印象。
そして、技術がない整体師ほど、ホームページが綺麗だったりSEO(検索エンジンで上位に表示させる技術)に力を入れていたりするので、集客が上手かったりもします。
皆様、くれぐれもホームページの見栄えの良さや検索順位に誤魔化されないようご注意ください。
対する接骨院は、簡単には開業できません。
『柔道整復師』という国家資格を持っていないと開業することができないので。
柔道整復師の国家資格は、厚生労働大臣が認可した専門学校や大学でしっかり勉強し、専門的な知識を身につけ、卒業時に然るべき国家試験を受けて合格して初めて得られる資格。
適当にやってサクっと取得できる資格ではありません。
柔道整復師の資格を持っているということは、その時点でそれなりの専門的な知識と技術を持っていることがある程度保証されるわけです。
このことから見ても、よほど自分の院選びに自信がない限りは、整体院よりは接骨院を選ぶ方が良い結果となることが多いと思います。
施術者の保有資格
さらに僕がチェックしたのは、院長の経歴。
接骨院を開業しているので柔道整復師の資格を持っていることは分かっていますが、できれば他の国家資格も併せ持っているとなお信用度は高まります。
見ると、『鍼灸師』という国家資格も取得していました。(厳密には「はり師」と「きゅう師」)
これも国家資格なので、一朝一夕で取得できるものではありません。
専門の養成学校で数年学ばないと受験資格すら得られないのですから。
僕が催眠療法を受ける際も、保有している資格を重視して選びました。
そういったわけで、国家資格はおふざけで取れるような甘い資格ではありません。
それを保有している時点で、ある程度の信用度はあると判断していいでしょう。
あとは、その他の経歴などを見て判断し、自分が納得できればそこへ申し込めばいいだけ。
僕の場合は、その他の経歴についても納得がいったので、今回の接骨院へ予約の電話を入れてみました。
当日の施術内容
いよいよ予約当日を迎え、当該接骨院を訪れました。
しかし、心のどこかでは不安もあったんですよね。
パニック障害や自律神経失調症が、体の歪みなどを治す程度で本当に改善するものだろうか?
・・・と。
この疑問がとてつもなく大きかったです。
手技で簡単に整えられてしまうものならば、今までの苦しみは何だったんだ?と逆に虚しくなるくらい。。。
・・・いや、とはいえ今からでも大きく改善するのならばもちろん大歓迎なのですが。
まあ、ウダウダ考えても仕方ありません。
こういったことは、実際にやってみないとわからないのですから。
ダメモトでいろいろやってみる、それが僕の主義です。
だからこそ、『催眠療法』などという一見怪しげなものまで試してみたわけで。
結果、怪しくもなんともなかったのですが。
ということで、疑念を抱きつつも、まずは院長先生とご挨拶。
非常に感じが良く、安らぐ感じの先生でした。
そして、僕の症状を細やかにヒアリングしていただき、なぜそういった不調に悩まされているのか、どうすれば改善するのか、などについてわかりやすく説明していただきました。
合っているのかどうかは分かりませんが、「なるほど。」という感じで聞き入る僕。
その後、ボキボキやることは一切なく、ソフトなタッチで僕の体を調整。
正直、「これだけ・・・?」と拍子抜けしたくらい。。。
終わった直後も、なんの変化も感じませんでした。
接骨院へ行った翌日
治療が終わった後、飲みの予定があったので、そこでしこたま飲みました。
多めに飲んだ翌日は自律神経が乱れがちになるのですが、「接骨院の効果があるのかどうか確かめるために、ここはあえて!」という言い訳じみた理由をつけて、とにかく飲みまくりました。
明けて翌日。
いつもならば、ただでさえ起き抜けは不調。
前日に大量飲酒をしたとなれば、大不調は免れないのですが・・・
そう、わりと平気だったのです!
飲みすぎたことによる当然の食欲不振や気だるさは多少ありましたが、いつもの自律神経の不調からくる独特の不調はほとんどありませんでした。
そして、この日は抗不安薬無しで過ごせました。
ここ3週間、抗不安薬無しなどありえなかったのに。
思い込みの力、いわゆる『プラシーボ効果(プラセボ効果)』も大きいとは思いますが、この結果は衝撃的でしたね。
あんなソフトタッチを何度か行われただけで、ここまで結果が出るとは・・・
いや、でもまだまだわかりません。
プラシーボ効果が激しく作用し、この日一日実感しただけかもしれないのですから。
そう考え、ぬか喜びにならないよう気を付けながら2日目を迎えました。
接骨院へ行った2日目
そして迎えた2日目。
結論から言うと・・・
やはり、いまだに効果を感じられています。
自律神経失調による独特の不調がほとんど現れず、最近多かった「不安のスイッチが入ることによるのぼせ&焦り」という最も困っていた症状がかなり抑えられていました。
この日は、千葉で震度4の地震があったり、その他、僕が動揺するようなことが立て続けに起きたのですが、わりと平然としていられたのです。
不安体質が強まっていたここ最近のことを考えると、明らかな違いを感じました。
とはいえ、僕の中ではまだまだ半信半疑。
たった1回体の調整を行なったくらいで、本当にここまでの効果があるのか?
そしてこれが、長続きするものなのか?
まだ2日目なので、確信を得るまでには至っていません。
ちなみに接骨院の先生は、
「2週間に1回くらい来てくれるのが理想。 ただその間、何もしないと元に戻ってしまう。 今から言うやり方を、日々自分で実践して欲しい。」
こうおっしゃって、自分で調整する方法を伝授してくれました。
これは、この接骨院の方針らしく、「日々自分でも体の調整をする努力をしないと治らない」ということらしいです。
この方針を聞き、僕の中の信頼度はかなり増しました。
今までいくつもこういった院を訪れましたが、症状改善のために自宅で行なう所作についてここまで具体的に教えてくれたところはなかったので。
今後次第
・・・と、べた褒めはしましたが、まだ一度行っただけ。
まだまだ分かりません。
プラシーボがめちゃくちゃ強めに作用している、ということも充分に考えられるので。
しかし、僕の中ではかなり期待しています。
希望的観測も含めて、ですが。。。
しばらく通ってみた結果について、また改めてこのブログで報告しようと思います。